ワシントン州及び
日本との交流


地理・気候

アメリカ合衆国の北西岸、カナダと国境を接し、緯度では北海道よりやや北に位置するワシントン州。全面積約17万6千600平方キロメートル、日本全体の約半分弱の大きさで、州の人口は約500万人、人口密度はアメリカ全体の平均とほぼ同じとなっている。西にはオリンピック山脈、中央にはカスケード山脈が南北に走り、標高4392メートルのワシントン州最高峰レニア山を含む山並みが州を大きく東西に仕切っている。地形と海流の関係で、カスケード山脈より西側は温暖な海洋性気候に分類され、特に太平洋に面したオリンピック半島は降雨量も多く、国立公園西部には針葉樹林による雨林が形成されている。一方カスケード山脈以東は寒暖の差がかなり激しい大陸性気候に分類され、赤茶けた大地には低木が広がり、降雪量も多い。カナダとの国境から182キロメートル南にあり、ピュージェット・サウンド沿岸に位置するシアトルは、ワシントン州最大の都市。山と緑と水に囲まれた「エメラルドシティ」の愛称で知られているこの街は、全米でも「住みよい街」として毎年トップの常連に挙げられている。多様な民族文化の共存、国際的視野の広さ、生活レベルの高さなどもシアトルの人気の理由であろう。

 

産業・経済

シアトルの開拓が始まったのは1851年。その後、木材の集散地として発達、ゴールドラッシュと共に製材場、農業地、漁業基地として急速な発展を遂げ、20世紀に入ると、第一次、第二次世界大戦によってボーイング社を中心とする軍需産業が発展。また大恐慌後、コロンビア河沿いに数多くのダムが建設され、州東部の農業が大きく発展したと同時に、多量の電気を利用するアルミ精錬工業が発達し、ボーイングの繁栄に大きな影響を及ぼした。その後、産業の多様化を目指し、現在ではマイクロソフト、アドビ(旧アルダス)といった、ソフトウエア産業が急速に発展、テクノロジー産業の主要地域となっている。また大自然とアウトドア・スポーツのブームを背景にして、カジュアルファッション産業も盛んである。水産業も主要産業の一つで、日本の大手水産会社も多く進出している。ワシントン州の最初の産業であった林業も現在に引き継がれ、製材、合板、紙、パルプの生産も地元経済に大きく貢献している。

日本との交流

日本とワシントン州の初めての交流は1834年。尾張藩の回船「宝順丸」が難破し、1年2カ月の漂流の後、オリンピック半島西北端のフラッタリー岬に流れ着いた三吉(音吉、岩吉、久吉)たちが、アメリカ本土の土を踏んだ最初の日本人だと伝えられている。また1896年には日本郵船「三池丸」がシアトルに入港して以来、シアトル港はアジアからの玄関口として重要な役割を果たしており、現在、日本は輸出・輸入ともにワシントン州にとって最大の貿易相手国となっている。日本へは航空機、林産物、魚介類、アルミニウムなどが輸出され、一方自動車、音響機器などがワシントン州に輸入されている。ワシントン州における日本企業の数はおよそ200にものぼり、在留日本人の数も年々増加し、現在州内には約1万5千人、シアトルには約1万人の日本人が在住している。またワシントン州の一般の公立高校においても日本語学習が盛んに行われるなど、日本に関心をもつ市民も多く親日的である。

ワシントン州内の20もの都市が日本の都市と姉妹都市提携を結んでおり、中でも兵庫県との関わりは非常に深く、シアトル市と神戸市をはじめ10都市が活発な交流活動を行っている。神戸市西神ニュータウン内には「シアトル村」、キティタス郡の姉妹都市である三田市には「ワシントン村」があり、どちらも、ワシントン州産木材を活用した北米の建築工法であるツーバイフォー工法によって建設された住宅が立ち並び、アメリカの郊外をイメージして作られた閑静な街作りが行われている。

 

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ワシントン州住宅及び日本用建築資材情報。2002/04/10に更新されています。